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ゆいまる日記バックナンバー

2024年2月29日
「第20回結楽サロンを開催しました」
第20回結楽サロン4年に1度のうるう年の2月29日、第20回目となる結楽サロンを開催することができました。今回は大切な方をお見送りされた、6名のご家族様の参加がありました。

「涙を流すチャンスをいただけたことに感謝しています」と沢山涙を流された方や、「心の中に秘めている大切な家族への思いを話すと、自分が保てなくなるから」と話すことが難しかった方がいらっしゃいました。

今回のサロンでは、思いを吐露できた方も吐露できなかった方も、「在宅療養中に関わってくれた、看護師さんやリハビリの方など多くの多職種が、ご逝去後パタッと来なくなり会えなくなったことへの寂しさ」「一時はあまり眠れなくて、食事もすすまなかった」という発言に、互いに深く頷かれる場面もありました。こういった場面を見かけると、グループで行うサロンの効果を感じることができます。
第20回結楽サロン 第20回結楽サロン 第20回結楽サロン 第20回結楽サロン
参加されたY様が数日後、「パンが焼き立てだったからお届けにきたよ〜」と立ち寄ってくださりました。「サロンに参加できたこと有難かったです」というお言葉をいただきました。また別の日にはI様が、段ボール一杯の気持ちのこもった贈り物と便箋2ページにおよぶお手紙をしたためお越しくださいました。お手紙にはお見送りされたお母様への気持ちやサロンの感想、当院医師やスタッフに対する激励をいただき、スタッフ皆の今後の活力となりました。

このサロンの開催場所の「お結びホール」と名付けた真髄を解釈してくださり、人と人のご縁が結ばれていく様を感じ取られたそうです。本当にありがとうございました。

第20回結楽サロン次回の「第21回結楽サロン」は5月30日(木)に予定しています。「久しぶりに参加したいわ」と思われているOB・OGの方も、お気軽にお問い合わせください。
看護師 水野
2024年2月15日
「求人 医療事務 募集」
この度、院内の「医療事務 常勤1名」を募集することとなりました。2月25日の新聞織り込み広告「桜花株式会社」さんの広告に掲載されます。
医療事務・訪問アシスタント募集
医療事務の経験があり、在宅医療に関心のある方を1名募集しております。第1期募集期間は3月4日(月)までです。

仕事内容は、訪問診療の同行アシスタント(運転・書類の印刷・保健証や書類の管理など)、保険請求、地域貢献活動などがあります。研修制度があり、一定期間研修を行いながらお仕事を覚えていただけます。

土日祭日は基本お休みで、月曜日〜金曜日 8:30〜17:00の勤務になっています。学校行事休暇や病児・介護休暇などの制度も整っております。ご関心のある方は、ぜひご応募をお待ちしております。

募集期間:〜3/4(月)
ご連絡:平日 10:00〜16:00
担当:須田または野木森まで
看護師 須田
2024年1月29日
「犬山市の『私のエンディングノート』を用いて院内でワークショップをしました」
当院では療養者様の誕生日月に、丹羽看護師が作成した誕生日カードのお祝いと、もしものときにどのような医療やケアを望むのか、家族や信頼する人、医療・介護従事者たちと話し合う時間にしています。(厚生労働省が推進している人生会議の一環として)

初級では「わたしのこと」という当院の統括須田が作成した小冊子を用いて、「大切にしていること」「大切なひと」「すきな食べ物」「行きたいところ」など難易度のやさしい質問をして自分の言葉で自分のことを話す練習をします。

犬山市のエンディングノートそして、2回目以降の中級者となると、犬山市のエンディングノートを用いて、終末期医療について延命治療を望むのか否か、終末期をどこで過ごしたいかなども話し合います。

こういった話し合いが、療養者様の立場に立つと「どんな気持ちになるのか」スタッフが知ることが大切。より良い時間となるように院内でワークショップし、スタッフも体験してみようということになりました。
ワークショップ ワークショップ ワークショップ
ワークショップを終えて、

  • 聴き手は話し手の話の要点をまとめたり、編み直したりして投げかけながら対話すると話し手が話しやすいのではないか。
  • 限られた時間の中で性格や背景をより深く知ろうと話を広げたり、誘導するといい。前に座るより横に座った方が話しやすい。
  • マスクをしているので、目の表情はとても大切。

という意見が出ました。

「聴き手と話し手の距離感や位置」「表情や雰囲気作り」「あいづちや対話方法」など、スタッフが療養者様の気持ちを知り、この誕生日月の人生会議がより良い時間になるように2024年も活動を続けて参ります。
看護師 水野
2024年1月26日
「大慈学苑スピリチュアルケア勉強会『台湾のスピリチュアルケア最新情報』に参加」
2023年11月から台湾の女性の方の在宅療養をさせていただいており、がんの進行に伴い全人的な苦痛が出現し、彼女の思いを注意深く聴きながら、生きる希望に寄り添えるようにと努めて参りました。

彼女の苦悩や20代の息子娘が母を支える姿に、台湾のマインドを知りたい、知識として知った上で参考になるケアがあればと、この大慈学苑のスピリチュアル勉強会の案内は大変有難く思いました。

大慈学苑スピリチュアルケア勉強会当院の統括須田・看護師井戸と共に1時間30分の大慈学苑玉置妙憂先生のZOOM講義に参加しました。

台湾では終末期における4つの苦痛(身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛)の、スピリチュアルな苦痛に対するケアに、政府を挙げて取り組もう、同じレベルで学ぶ必要があると、先進的に取り組んでいる国の一つであるそうです。

そして、イギリスの経済紙「エコノミスト」の調査においてQuality of death(死の質)は台湾は全体の6位、日本は14位だそうです。

台湾で大切にされている逝去後8時間遺体を安置する助念の作法や、緩和治療において意識レベルが最期まで保て話ができるような方法を好む傾向があると知りまました。文化の違いを知識として知ると共に、どんな国籍でもどのような信仰があるとしても、その方が大切にする真の拠り所を尊重し、私たちスタッフもその方が穏やかになれる方法を共に考え、寄り添いたいと感じました。

今回台湾の方との関わりを通して、グローバルな視点を養うことができました。また、改めてスピリチュアルケアの必要性を感じ、当院も皆で高め合いQuality of death(死の質)についてもデスカンファレンスで取り上げ、多職種で検討出来たらよいと思いました。
看護師 水野
2024年1月17日
「ミニむつき庵 楽桃 セミナー開催」
おむつの使い方セミナー前回のパート1「尿もれ」に引き続き、パート2として「おむつの使い方」についてのセミナーが開催されました。

内容は「1.排泄の仕組み」「2.おむつという言葉について」「3.オムツの使い方(紙パンツ・テープ式)」について開催されました。

おむつの使い方セミナーおむつの使い方セミナー一般の方や専門職対象でしたが、今回は訪問介護をされている方、高齢者施設・有料老人ホーム勤務の介護職の方々がご受講くださいました。

日頃、直接処遇として排泄ケアに関わっている方々なので、実践編でのおむつの取扱い場面でもスムーズな手さばきでいらっしゃいました。

それでも、実体験をしていただく中で、改めておむつの使い方のポイントを丹羽講師からレクチャーを受けて新たな発見やおむつへの関心度が高まったご様子でした。また、実践者ならではの「片麻痺のある方の尿漏れ」「下痢の方のオムツ選定」など具体的な質問もあがっていました。

おむつの使い方セミナー今後も定期的にセミナーを開催していく予定です。また、個人の相談から施設や事業所向けのセミナーなども随時ご相談できますので、お気軽にお声掛けください。
看護師 須田
2024年1月1日
「新年のご挨拶」
皆様、あけましておめでとうございます。昨年は皆様よりご支援いただき、こころから感謝を申し上げます。

今年の抱負は、地域で療養さる方々に最善の在宅医療を安定的に提供できる体制づくりをするとともに、皆様に提供する在宅医療の質をさらに向上させていきたいと考えています。

療養される方々一人ひとりにとって最善の医療を提供するために、昨年はアンケートを行うことでニーズを的確にとらえ、私たちの在宅医療の在り方を振り返ることをいたしました。みなさまのご意見を真摯に受け止め、今年からの医療の改善につなげていきたいと考えております。

また、当院が安定して運営できるように、災害を含めたあらゆる困難を想定し、それに対応できる体制づくりを進めていきます。さらに皆様に対して行っている在宅医療の質を向上させるために、学会などに参加して知識を得るとともに、発表を通じて他の施設との意見交換をしていきたいと考えています。

地域の皆様に信頼されるクリニックになるために、以上の活動に真剣に取り組む所存ございます。どうぞ今年も変わらぬご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 本年も皆様がご健勝ご多幸でありますよう、こころからお祈り申し上げます。
院長 鈴木欣宏
愛知県犬山市の訪問診療は結ファミリークリニック
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ミニむつき庵 楽桃(らも)
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