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ゆいまる日記バックナンバー

2018年1月31
「紹介病院へフィードバッグのお手紙」
フィードバッグのお手紙

フィードバッグのお手紙
先日ある病院の看護師さんから、患者様が退院された後の様子を知りたいという声を頂きました。そこで、「フィードバックのお手紙を書こう!」と当院のスタッフ間で意気投合し、早速ですが少しずつ手紙を書き始めています。総合犬山中央病院、小牧市民病院、春日井市民病院へ、退院後の在宅での患者様の様子をお手紙にしたため、在宅での暮らしの様子がわかるお写真を添えて送付させていただきました。

病気が診断されたときから関わっている医療者関係者様、手術や治療期に関わった医療関係者様、それぞれに患者様に向き合い、揺れ動く気持ちに寄り添ってケアをされたことだと思います。その時その時の関わりがあり、患者様への想いも様々にあったことと思われます。当院スタッフは関わった多くの医療関係者様の想いを受け継ぐ役割があります。

お手紙が届き、ある病院からお礼のお電話をいただきました。地域連携室から関わった病棟スタッフへ回覧していますとのことで、在宅でどう過ごし、どんな風に最期を迎えたかが知れたこと、また、病棟で大事にしていたことが引き継がれて在宅で現実化できたとこを喜ばれていました。

今は急性期病院の在院日数が短縮化され、在宅でも安心した療養生活が送れるように退院調整が急速にクローズアップされてきています。病院での関わりが在宅移行後も切れ目なく継続出るよう、当院では地域の在宅医療クリニックとして「継続医療・継続看護」を実現化できるよう努力して参りたいと思います。

今後も紹介病院へフィードバックのお手紙を書き続けていきたいと思っておりますので、少し目を通していただければ幸いです。
看護師 水野
2018年1月29日
「映画『ケアニン』&ミニライブ・トークショーの開催につきまして」
映画「ケアニン」上映&ミニライブ・トークショーこの度、3月10日(土)に犬山市国際観光センター「フロイデ」で映画「ケアニン」の上映会&ミニライブ・トークショーを開催することとなりました。詳細は結ファミリークリニックのホームページのトップ画面にお知らせさせていただいております。

国は新オレンジプランを打ち出し、その基本方針の7つの柱のひとつに「認知症の啓発」があげられております。この映画は「認知症とは」「認知症のケア」について焦点が当てられた映画です。ひとりでも多くのひとが「認知症について」「認知症のケア」について考える時間や切っ掛けとなることを実行委員会メンバー全員が願っております。

私個人は昨年6月の名古屋港区で初上映・舞台挨拶には駆けつけケアをしてきた「あのひと、このひと」、父や母を思いながら涙が溢れました。そして、犬山でも多くのひとに観てもらいたい!と自主映画上映の相談をクリニックでしたところ、院長・スタッフ皆が賛同してくれ実行委員会を立ち上げることとなり今回の上映会開催に至っております。

以前、在職しておりました職場での経験です。認知症の方がおひとりで外出をされ(世間では「徘徊」ととらえられますが、私は「徘徊」ということばを基本使いません。その理由はまた機会があれば書きたいと思います)救急車に救助されたり、近隣の方との関わりや入院先で「認知症のある方」への偏見や誤解、尊厳を無視された対応をされることを幾度か経験しました。憤りを感じるともに悲しく、悔しく、世間はなぜ「認知症のある方」にこんなにも冷淡なのかと思いました。

認知症というだけで、上からものを言われたり、子ども扱いをされたりされなければならないのか。認知症の症状があろうとも、その方も仕事や家庭など築き上げてきたひとであり、それまでの背景や人生、存在自体をも尊ばれなければならないはずです。その経験は「認知症に関わる啓発」の必要を強く感じた経験となっております。

また、その一方で認知症の方を介護する若い介護職員もケアに難渋したり、葛藤があったり、疲弊する姿も見てきました。人口減少がはじまり、高齢化率が高まり、生産年齢人口も減少するなか介護・医療従事者も年々足りなくなる一方ですが、認知症に関わる仕事の尊さや、やりがいの再確認をしてもらえる映画でありエールを送る映画だと思います。「あるあるこんな場面」を感じ、明日への糧にしていただきたいです。ひとりでも多く、この地域で介護の仕事に携わるひとが増えたらと思います。

そしてまた、威厳のあった父や母が周りのことが分からなくなり、自分の身支度もできなくなり、排泄を床でしてしまったり、汚れた下着がタンスから何枚も出てきたり…そんな姿を理解できず優しくしなければと思っても怒鳴ってしまう、叱ってしまう、と苦しむ息子さんや娘さんの姿も見て参りました。「年老いていく父や母を受け入れ」「自分の老いも受け入れる」…そんなことも心の深いところで感じる映画です。たくさんの涙を流し当日のゲスト、シンガソングライターの香川裕光さんの美しい歌声に心洗われる一日になりますことを願っております。

映画「ケアニン」上映会&ミニライブ・トークショー実行委員 須田敏枝
看護師 須田
2018年1月25日
「私らしく食べ続ける〜を支えるヒントを探しに」
嚥下食ノーマライゼーション普及に地域の有志が集う「和嚥の会」も春の開催を控え、着々と準備を進めています。

くらそっと家族や知人と料理屋で食事をする際に、食の細くなった私・食べ物がうまく呑み込めない私・疲れやすく食べることに疲労を感じる私。でも一緒にテーブルを囲む人と「私らしく食べたい」「自分の家族をおいしい食事が食べられる席に連れていきたい」のお手伝いをする「食具」の提案をするために、クリニックスタッフで東海市にある「くらそっと(kurasotto)」に伺いました。そこは「暮らし」の相談窓口・介護ショップにカフェを併設し開放的な空間が広がる素敵な場所でした。

くらそっと くらそっと くらそっと

食べ始めはご自身で、途中からご家族が口に運ぶ際に介助する方が口元に運びやすい形状のスプーン。また、底の部分に突起があり唇や舌の上でトントンと合図することで食事の継続を促すような工夫もされています。お箸には少ない力で食べ物をつかむことができる工夫がされてあります。

リードスプーン リードスプーン リードスプーン

今回は和食の提供ということで木の素材を選びました。食具の口当たりの好みもあると考え異素材のものもチョイス。食事の間に飲む湯飲みも陶器で取柄のある場に馴染むデザインのものを選びました。食器にも目を移すと、ヘリの部分が少し反っておりスプーンを使い皿の端で食べ物をしっかりキャッチできるよう施されています。とろみがついた総菜も汁気をしっかりスプーン内にすくうことができます。大きさを変えて数枚手に取りました。

食具 食具を使っての食事店内にはコメント付きで様々な食具が展示されており、それを使ってカフェで食べることもできます。この日は購入したものと同じデザインの平皿に盛りつけられた、おいしい東海蘭麺(パスタ)をいただきました。

本人も席を一緒にする方も、楽しく美味しいと感じる時間を過ごすことができるような提案ができたらと、次回の和嚥の会を心待ちにしている今日この頃です。
看護師 一政
2018年1月5日
「結楽会〜ゆらのかい〜開催御礼」
12月8日師走の寒い中、「第1回結楽会」を当院北隣にある喫茶ラペで無事開催することができました。結楽会では当院で平成28年4月から平成29年10月までにお看取りさせていただいた患者様のご家族に招待状を送付させていただき、今回12家族13名の方がご参加してくださいました。

結楽会(ゆらのかい)この日を迎えるに当たって、グリーフケアについて学び、念入りに打ち合わせ、どんな開催方法が良いか模索してきました。結楽会が「心が解放できる場」「悲しみをふんわりと温かく包み込みこむような場」「心の整理をそれとなく促すような場」でありたいと思い、内容・演出をスタッフの知恵を絞りこの日を迎えました。

結楽会(ゆらのかい)久しぶりにお会いするご遺族の方々との再会は本当にうれしいものでした。顔を見ただけで、笑みがあふれ、手を握り、抱きついてしまうほど、愛おしい気持ちになりました。それは、共に闘った日々の思い出があるからでしょう。

結楽会(ゆらのかい)ご遺族の方それぞれの自己紹介がはじまり、その胸の内を語ってくださいましたが、「人として看てもらえてうれしかった」「在宅医療がもっと広まればいい」「いつでも対応しますという言葉で安心して看ることができました」など、数えきれないほどの素敵な言葉を頂きました。

結楽会(ゆらのかい)そして、シフォンケーキがサーブされ、甘いものを食べながら、他のご遺族の方やスタッフとの歓談の時間になりました。お看取りは様々であり、親、配偶者、子供を亡くされた方、時期もまちまちでありましたので、悲しみの過程や度合いが様々であり、スタッフの心配りが不十分な点もあったかと存じますが、少し心が軽くなってでいただけたでしょうか。

結楽会(ゆらのかい)ゲストにギター、笛を演奏しながら歌って下さる二股洋志さんをお迎えし、「糸」・「日々」・「ふるさと」演奏していただきました。心に染みる音楽に涙を流す方、手をたたく方、一緒に口ずさまれる方…思い思いに故人との思い出がフラッシュバックされたのではないでしょうか。

結楽会(ゆらのかい)今回第1回の試みとして、結楽会を開催させていただきました。何よりも私たちスタッフの癒しの場となり、開院から訪問診療を手探りでやって参りましたが、ひとつひとつ真摯に取り組んできたことへ温かいお言葉をいくつも頂戴いたしましたことを感謝しております。

結楽会(ゆらのかい)今後も質の向上と、訪問診療が地域に広がっていくよう、わたしたちも努力して参りたいと思います。そして、アンケート結果をもとに、スタッフ一同、結楽会の継続を決意致しましたので、今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
看護師 水野
2018年1月1日
「年始のご挨拶」
明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。皆様のお陰で無事に新しい年を迎えることができました。

今年はさらに診療の質を高め、特に専門領域である神経難病と認知症の多職種連携を深め、講演会を通じて啓発活動をし、患者様同士の交流などを行っていきたいと思います。3月には映画「ケアニン」の上映会で認知症の啓発活動、4月には「和嚥の会」で和食料理による嚥下食の会を予定しております。

超高齢化社会を迎える「2025年問題」まであと7年となりますが、地域の方々が住み馴れた場所で過ごせるよう、今後も地域づくりを進めていきたいと考えております。新しい年が皆様にとって更に良い年となるよう祈念いたします。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
院長 鈴木欣宏
愛知県犬山市の訪問診療は結ファミリークリニック
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