「10月18日『男性介護者の交流会』に参加しました」

10月18日、認知症初期集中支援チーム「つなごっと」から丹羽・長田が、楽田地区高齢者あんしん相談センター主催「男性介護者の交流会」に参加しました。
この交流会は、地域で介護を担う男性が気軽に集まり、悩みや体験を共有できる場として継続的に開催されており、私たちは今回で2回目の参加となりました。
今回のテーマは「認知症状のことだけではなく、介護を続けていく上で“排泄”は切っても切れない大切なテーマ」ということでしたが、実際に介護される家族の最も多くの悩みを抱える部分でもあります。


当日はおむつフィッターでもある丹羽が講師を務め、オムツの当て方や排泄介助の工夫について、体験を交えながらわかりやすく解説しました。
簡易ベッド上でのレクチャーではパンツ式オムツを実際に履いて体感し、「思った以上に難しい」「位置がずれると不快感につながる」などリアルな声があがりました。
					
 
					

さらに、各種パット(生理用品・男性用失禁パット・女性用失禁パット・便失禁パット)の吸収速度や肌触りの違いを、実際に触れて体験していただきました。
介護用品を選ぶ際に「何を購入したらよいか迷う」という声は少なくありません。手軽に購入できるため薬局で女性用生理用品を代用してしまうケースも見られますが、実際に比べてみることで、それぞれの機能や目的の違いを実感していただけたようです。
					
 
					

また、五月商店様による最新の排泄関連機器展示では、「ひと昔前のポータブルトイレとは大違い!」と、皆さん興味津々で体験されていました。
70〜80歳代の参加者の方々が、それぞれ手探りで排泄介助やオムツの扱いに取り組まれているお話を伺い、大変貴重な学びとなりました。特に、日々慣れない介護に試行錯誤されている姿から、支援側として改めて「寄り添う視点の大切さ」を感じました。
「つなごっと」は認知症の早期支援を目的に、市内の関係機関と連携しながら活動しています。今後もこうした交流会を通して、介護者の方々が安心して相談できる“つながり”づくりを進めていきます。