





結ファミリークリニック 鈴木欣宏先生、医療スタッフの皆様へ
向暑の候ますますお忙しくご活躍のことと存じます。その節には大変お世話になりありがとうございました。
私達家族はこんなにありがたい最後を過せるとは思っておりませんでした。主人が皆に一人一人お礼を言い、笑顔で最後の一週間はいられた事、何物にも変えられぬ宝物となりました。心より感謝申し上げます。
さて、令和2年2月の初め。鈴木先生とお会いすることができました。3年弱愛知県ガンセンターにお世話になり、血液検査とパソコンと向き合う先生が、印象的でした。数値を見て一喜一憂の日々でした。
抗ガン剤治療の他に、長年お世話になっている整体に週一でお世話になり、ラドンが良いと多い時は週3回30分位あたため、その後ラジオ波の温熱治療も3回位行き、マイクロ波には1ヶ月間、たまに行きました。足ツボも3度位。いいと言われる事で主人の気が向く所に出掛けました。私の中では、昨年11月初めの会社創業五十周年記念パーティーには何としてでも出てもらいたいというのが目標でした。
本人はたびたび弱気になり、「五十周年は無理だな!!」と言っておりましたが、本当に本当にお陰様で、元気で出席でき、お取引き先の皆さん、従業員の皆さん一人一人にお礼が言えて、総勢140名の立派なパーティーができました。壇上にて現役社長の主人は、「徳は孤ならず、必ず隣あり」徳をつむことは孤独ではない。必ず協力者がある。徳とは自分の心に素直に行うこと。勇気を持って人の為の事すれば一人ではない。と力強いあいさつをしました。
とても立派でした。息子いわく、あのパーティーが生前葬だったね。幸せだったね。本葬は、家族葬ができてよかったねと言っています。私も家族も、五十周年に出られた事で120%の満足感を持っていました。
ガンで死ぬか抗ガン剤で死ぬかなどと言われますが、目に見えて日に日に弱っていく主人を見て、抗ガン剤止めようかと話し合い、主人が決断しました。中央病院にかわり、在宅医療にかわりました。
鈴木先生の事は事前から、ケアマネージャー、看護師さん達よりとっても良い先生だとお聞きしていました。初めて主人を診察して下さった時、主人の体にさわって手をにぎって目を見て親切にお話しして下さった事皆でとても感謝しました。主人は心から先生を信頼しすばらしい先生に出会えたと、喜びました。
すぐに逝ってしまうかと思っていたのに、4月27日まで生かさせていただくことが出来ました。先生は私の気持ちに寄り添って下さり、心配を聞いて下さり、本人に負担の少ない治療をしていただきました。最後はどこの病院でしたか?と多くの方が聞かれる時、家です…と答えると、皆さんがお幸せでしたね。と言っていただきました。
コロナ禍の中で、大変な中、私達家族の為に、何より主人の為に最善の治療をしていただいた事、心より感謝申し上げます。私もすばらしい御縁をいただき、すばらしい体験をさせていただいた事、多くの知り合いとシェアしていきたいと思います。
長々と思うままに書かせていただきました。先生、スタッフの皆様 本当にありがとうございました。これからも多くの人を救って下さい。コロナ禍の中、御自愛下さいませ。
ありがとうございます。
令和2年6月21日