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患者さまやご家族さまのお声

Aさま (愛知県犬山市)
ご家族さまの声
ご家族さまの声人の一生は考え様で長くもあり短くもありで、一様に語れないものと感じています。長年連れ添って来た愛妻に先立たれ、残された者がリズムの狂った日常を立て直して、やっと満中陰の法要を終えることが出来ました。

今日此処に、改めて今回お世話になった「結ファミリークリニック」の鈴木院長先生並びに従業員各位の並々ならぬ、ご尽力のお陰で無事黄泉路の旅に送り出すことが出来た事に、感謝とお礼の言葉を捧げます。「本当にありがとうございました」

考えて見ますと、妻の人生の後半は治らぬ病との戦いであったと、熟々考えさせられます。平成15年初、両手振戦の発症で「パーキンソン症候群の一症例」と保大神経内科で診断、以後近医にて薬物治療。平成15年10月入浴中に吐血、救急車にて犬山中央に緊急入院、原因不明の儘9日間入院で帰宅、その後の病変で喀癌検査の結果「非結核性抗酸菌症」と江南厚生内科で診断、以後対症療法で薬物治療。

平成26年1月近医で左下腿深部血栓症の画像診断の折り偶然にも卵巣癌を発見。小牧市民循環器内科で血栓症治療後、産婦人科で卵巣癌全摘術施行。執刀医の部長先生も綺麗に取れましたとのお言葉をいただき、妻も喜んで居た顔が忘れられません。その折も、年齢でもあり抗癌剤治療は求めない旨の申し入れを致しました。それ迄が昨年末迄の経過を記述致しました。

年月も過ぎて、平成29年2月になり下腹部に異様な拡張がみられ、小牧市民でCT診断の結果、卵巣癌転移と診断、其の後経過推移を看て参りましたが、6月に下腹部に違和感が出始め、状況から末期現象であり年内が目途の宣告で、以後「緩和ケア」に向けての治療に当たる事となる訳で、それとは別に同時期に、地元先輩夫妻の推薦で貴「結ファミリークリニック」を紹介していただく機会があり、2月7日、楽田の診療所に初めて受診にあがりました。

以後、貴院の外来診療と小牧市民の緩和ケア診療との掛け持ちが続くこととなる訳で、7月になったある時、妻が「入院しての緩和ケア療法より、在宅での治療の方を希望」と発言!これには、前後をひっくり返した様な衝撃を受け、早速鈴木院長先生にお願い申した処、お許しを頂き「紹介状」を小牧市民にお届けする事態となり、8月に入り本格的な貴院の訪問診療が始まる訳でありますが、最初は年内一杯を覚悟のお世話になる決意で始まった訪問診療も8月末ともなると病状も急変し、慌しさも峠となり9月3日未明85才の生涯を閉じ、黄泉路に旅立って逝きました。

後になって「あれこれ」考えつくことが多く、後に残された者が自分を責めることと相成る訳で、鈴木院長先生は「良く努力されました」とおっしゃって頂きましたが、この処いま一つゆっくりと考える時間が持てたらと、手探りしているのが果敢な遺族の置かれた現状でございます。

この度は、とても貴重な経験をさせていただきました「結ファミリークリニック」の鈴木院長先生並びに従業員の皆様方のご尽力に、深き感謝の念を捧げ筆を置きます。「有り難うございました。この、ご恩を心の糧に生きて参ります。」

平成29年10月21日 満中陰(49日)の夜に記す
結ファミリークリニックよりパーキンソン症候群と卵巣がんでは病状の進行が異なり、患者様へのかかわり方も違ってきます。パーキンソン病は年単位で徐々に進行するものですので、私は月単位でパーキンソン症候群の内服コントロールを行っていました。外来通院を始めて4ヶ月後に卵巣がんの再発が見つかったと伝えられ、急遽在宅医療への移行を行い、その後の変化は非常に早くわずか1ヶ月でした。

私たちもどのようにかかわっていいのか戸惑っていましたが、そのような姿を察したのかご本人様は、お腹の腹水を「この子がこんなに育っちゃって」とユーモアをもって気持ちをほぐしていただきました。本当は私たちが気遣わなければいけないのに、気遣っていただいてばかりいたような気がします。

ご本人様、ご家族様から多くを学ばせていただきました。ありがとうございました。
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